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09月 25 2026

BizReco感想|1週間使って分かった、営業支援ツールとしての音声入力の「向き・不向き」

BizReco感想|1週間使って分かった、営業支援ツールとしての音声入力の「向き・不向き」

「営業の会話を自動で記録して、AIが評価までしてくれる」。そう聞くと、忙しい経営者ほど気になるのではないでしょうか。私も気になり、AI録音デバイス「BizReco」のデモ機をお借りしました。そして、1週間以上じっくり使ってみました。

まず、結論からお伝えします。私の使い方には、正直なところ合いませんでした。ただし、これはツールの良し悪しではなく、「向き・不向き」の話です。

この記事では、BizRecoの感想を包み隠さずお伝えします。あわせて、営業支援ツールや音声入力ツールを選ぶときの見極め方もまとめました。中小企業の経営者・営業責任者の方は、ぜひ参考にしてください。

BizRecoとは?営業支援ツールとしての特徴

まず、BizRecoがどんなツールなのかを簡単に整理します。ここでお伝えするのは、公式情報と、私が実際に試した範囲での印象です。

営業の会話を記録・分析するツール

BizRecoは、株式会社IoTBankが提供する法人向けのAI録音デバイスです。名札型などのデバイスで、商談や接客の会話を録音します。そして、自動で文字起こしと要約を行います。

個人の議事録づくりというより、営業組織に向けたツールです。大きな特徴は、組織全体の力を底上げする「営業支援ツール」である点です。

営業スコアなどの評価が自動で作られる

もうひとつの特徴は、AIが商談内容を分析して点数をつける機能です。さらに、改善のアドバイスも出してくれます。営業担当者のトーク力を可視化し、チームの教育やマネジメントに活かす発想ですね。営業チームを抱える会社にとっては、確かに魅力的な機能だと思います。

なお、私は以前、展示会でこのBizRecoを見て展示会レポートを書いています。テーマは「属人化する現場の会話をどう資産化するか」でした。そのときの印象は好意的でした。つまり今回は、「実際に使ってみたらどうだったか」の答え合わせでもあります。

実際に使ってみて感じた「合わなかった」2つの理由

音声入力サービスの不満点2つを説明する女性イラスト付き図解ここからが本題です。私の主な用途は、お客様との対談の記録と、日々のブログ作成のための音声入力です。この用途で使ってみると、合わないと感じた理由が大きく2つありました。

営業スコアの評価は、一般的な文字起こし用途には不要だった

私がほしかったのは、話した内容を正確に文字にする、シンプルな音声入力でした。ところがBizRecoは、営業の会話を評価するスコアなどが中心の仕組みです。そのため、一般的な文字起こしツールのような使い方はできませんでした。

お客様との対談は、営業トークの採点対象ではありません。ただ記録したいだけの会話です。さらに、ブログ用の独り言のような音声は、評価する意味がありません。

BizRecoは、営業支援ツールとしての役割が大きいツールです。だからこそ、目的が違うと機能が「余計なもの」に見えてしまいます。これが1つ目の理由です。

スマホ経由の処理で、長い話は時間がかかりすぎた

2つ目の理由は、処理時間です。BizRecoは、録音したデータをスマートフォン経由で処理します。そのため、待ち時間がかなり長く感じました。1時間ほどの録音は、もちろん待たされます。しかし、10分程度の短い録音でも、体感では「かなり待たされる」印象でした。

外出先から戻り、短い商談を報告する営業の使い方なら、許容範囲かもしれません。一方、私は対談を録ってすぐ文章に起こし、ブログの下書きに使いたいのです。こうした使い方では、この待ち時間が大きな壁になりました。

現実的には、日常使いは難しいというのが正直な感想です。ただ、改良の余地はまだあると感じました。今後のアップデートには期待したいところです。

それでも、BizRecoが向いている会社もある

営業DXツールBizRecoの活用法を説明する女性と資料ここまで、合わなかった点を中心にお話ししました。ただ、誤解のないようにお伝えします。私はBizRecoを「使えないツール」だとは思っていません。

そもそもBizRecoは、営業チームを持つ会社のために作られたツールです。商談の中身を見える化して、教育や改善に活かすことを狙っています。

たとえば、営業担当者が複数いる会社を考えてみてください。「誰がどんな商談をしているのか分からない」。「トップ営業のやり方を共有したい」。こうした課題がある会社なら、スコアや改善アドバイスは強い味方になる可能性があります。

つまり、私の用途とツールの狙いが違っていたのです。私の目的は「一人で対談を記録したい」「文章づくりに音声入力を使いたい」でした。合わなかったのは、あくまで私の使い方です。営業組織の強化を目的とする会社なら、また違った評価になるはずです。

音声入力ツールを選ぶときに確認したい3つの視点

音声入力ツール選びの3つの視点と女性を描いた案内画像今回の体験から、ツール選びのコツが見えてきました。次の3点を押さえると、営業支援ツールや音声入力ツール選びで失敗しにくくなります。

1つ目は、何のために使うのかを明確にすることです。営業の管理や教育がしたいのか、議事録や文章づくりがしたいのか。それによって、選ぶべきツールはまったく変わります。「音声入力」という言葉が同じでも、中身は別物だと考えてください。

2つ目は、処理の速さと、長い録音への対応です。この部分は、デモや資料ではなかなか分かりません。しかし実際に使う場面では、待ち時間が使い勝手を大きく左右します。自分が普段録音する長さで試すことをおすすめします。

3つ目は、デモ機や試用期間を必ず使うことです。私も1週間以上使ったからこそ、自分の用途に合わないと判断できました。もしカタログや評判だけで導入していたら、購入後に後悔していたかもしれません。

ツール選びに迷ったら、大協商事にご相談ください

「うちの会社の場合、営業支援ツールは必要なのか」。「音声入力で業務は本当に楽になるのか」。そう迷ったときは、いきなりツールを選ぶ必要はありません。まずは自社の使い方を整理することが、いちばんの近道です。

私たち大協商事は、北見でオフィス機器を扱う会社です。複合機やUTM、ファイルサーバーなどを通じて、お客様のDXをお手伝いしています。今回のBizRecoのように、実際に試して、合うかどうかを正直にお伝えします。それが私たちのスタイルです。

「こんな使い方をしたいけれど、何が合うのか分からない」という段階でも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。一緒に、御社にぴったりの形を考えます。

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参考情報

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この記事を書いた人
中山雅之
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